講演会でよく聞かれる質問
2021-12-22
エッセイ
講演会でよく聞かれる質問としてパニックの対応があります。
自閉症の人がパニックを起こした際、側にいる人が泣いたり、怒ったり、声をかけたり、何かをすることで、それが刺激になり余計パニックがひどくなることは、よく知られていることだと思います。僕もそうです。だからパニックになっても、周りにいる人にはいつも通りでいてもらった方が、早く収まることが多いです。
講演会で母や参加者が何を話しても、僕が嫌な気持ちになることはありません。講演会で正直な思いやお互いの意見を交換することは、意味のあることだと思っているからです。
オンライン講演会は地方自治体主催の人権講演会や
施設主催で登壇させていただくことが多いです。
今年、登壇させていただいたKADOKAWAセミナーには来年も登壇する予定です。
機会があれば、オンライン講演会にご参加いただければ嬉しいです。
※Twitterやっています。よろしければご覧ください。
自閉症の息子がいます。今年は彼にとって収穫の年で、できることがぐんと増えました。主治医の先生に、お母さんも、彼をよく見てがんばったね。と言っていただきましたが、私は東田さんのおかげだと思っています。なぜかというと、東田さんがずっと、みんな心のなかでいろんなことを考え抜いているからそれを知ることをあきらめないで、と言ってくださっているから。私はそれを知りたくて、彼を理解するためのツールを探し続けるのです。
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