幼児教育じほうに掲載されました
エッセイ
教育の課題や幼児教育の在り方、幼児教育の振興と教育内容・方法の充実に役立つよう毎月刊行されている全国国公立幼稚園・こども園長会の機関誌「幼児教育じほう 7月号」(年間購読雑誌)の心のふるさと(P27~P29)
というコーナーに、僕のエッセイが掲載されました。
タイトルは、希望ー今日を生きる活力ーです。
僕が幼稚園時代に抱えていた苦悩と周りの大人たちに望んでいることを書きました。
嫌なこともたくさんありましたが、僕は普通の幼稚園に通うことができて良かったと思っています。
つらい記憶は消えませんが、今の自分を肯定できれば、過去の自分も肯定できるのではないでしょうか。
お日様のある場所
エッセイ
降り続く雨を見ながら
あの人を心配する
一刻でも早く止んでほしいと神様に祈る
曇りならいいのにと
空を見てつぶやく時
お日様が宇宙の彼方にあることを
思い出した
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1:名前:hiro :
2019/07/25(木)
心配してくれる人がいるって嬉しいことですね。
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2:名前:higashida :
2019/07/25(木)
hiroさんへ
そうですね。
東田直樹
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2:名前:higashida :
2019/07/25(木)
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3:名前:匿名 :
2019/07/06(土)
あなたのことを
わかろうとしたし
わかったつもりになってたけど
やっぱりよくわからなかった
でもそれでいいよね
わからなくても
友だちでいようね
心配してくれる友だち
ありがとね-
4:名前:higashida :
2019/07/06(土)
匿名さんへ
僕もよくわからないことだらけです。
東田直樹
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4:名前:higashida :
2019/07/06(土)
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5:名前:Rin :
2019/07/05(金)
直樹さん、こんばんは。
直樹さんが心配されていたその方も、きっと、雨を眺めて直樹さんのことを想っていました。
雨の日は、自分以外の誰かを気にかける日なのかもしれません。
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6:名前:higashida :
2019/07/05(金)
Rinさんへ
「自分以外の誰かを気にかける」という言葉はすてきですね。
東田直樹
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6:名前:higashida :
2019/07/05(金)
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7:名前:美由紀 :
2019/07/05(金)
お日様は
宇宙の彼方から、ずっと
光をおくってくれているのですね。-
8:名前:higashida :
2019/07/05(金)
美由紀さんへ
本当にすごいエネルギーだと思います。
東田直樹
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8:名前:higashida :
2019/07/05(金)
ご意見・ご感想をお願いします。
階段
エッセイ
上って 降りて
降りて 上って
どっちがゴール?
どっちに行きたい?
見てるだけじゃ わからない
あなたの気持ちは わからない
上って 上って
降りて 降りて
降りて 上って
上って 降りて
僕の気持ちは 大忙し
あなたの隣で
ひとり寂しく
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1:名前:すーさー :
2019/07/05(金)
こんにちは。
階段は疲れます。
でも一緒に上って降りて。
わからないけど、ずっと一緒に。
わからなくてもいいかな。
ありがとうございます。-
2:名前:higashida :
2019/07/05(金)
すーさーさんへ
わからなくていいこともあると、僕も思います。
東田直樹
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2:名前:higashida :
2019/07/05(金)
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3:名前:Alice :
2019/07/05(金)
あなたの隣で
ふたり幸せな日が来ますように。
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4:名前:higashida :
2019/07/05(金)
Aliceさんへ
どうもありがとうございます。
東田直樹
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4:名前:higashida :
2019/07/05(金)
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5:名前:匿名 :
2019/07/04(木)
あなたに傷つけられて。
傷ついた。
傷ついたの。
時々、あなたのことが分からなくなる。
こんなに大切に思っているのに。
突然、変わってしまうのだもの。
どうして。
どうしてなの。
私の何が悪いの。
でも
もしかしたら
傷つけていたのは、私自身だったのかもしれない。
だとしたら
ごめんね。-
6:名前:higashida :
2019/07/05(金)
匿名さんへ
すてきな詩ですね。
東田直樹
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6:名前:higashida :
2019/07/05(金)
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7:名前:灰色猫 :
2019/07/04(木)
一緒に生活している家族ですら、本当の自分を理解してもらえないと感じます。
でも、相手もそうかもしれませんね。時々、無性に孤独を感じます。
人はみなそれぞれに孤独なのでしょう。東田さんの言葉に共鳴して、自分の中の孤独が癒されるような気がすることがあります。
今日もそんな文章でした。ありがとう。-
8:名前:higashida :
2019/07/05(金)
灰色猫さんへ
孤独も怖いと感じなければ、人生はもっと有意義になるのではないでしょうか。
東田直樹
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8:名前:higashida :
2019/07/05(金)
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9:名前:Rin :
2019/07/04(木)
直樹さん、こんばんは。
上がったところにも
降りたところにも自分のことを待っている誰かがいてくれたらいいなと思いました。
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10:名前:higashida :
2019/07/05(金)
Rinさんへ
僕もそう思います。
東田直樹
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10:名前:higashida :
2019/07/05(金)
ご意見・ご感想をお願いします。
人生の答え
エッセイ
人生の答えは、どこにもないと僕は思っています。
答えがないから、人は苦悩し続けるのでしょう。
「正しい道は、こっちだよ。」
手招きする人は、たくさんいます。
その先に何が待っているのか、誰にもわかりません。
僕の未来に、何が待っているのかも、誰にもわからないでしょう。
人生とは、行き先の決まっていない旅をしているのだと思うことがあります。
自分らしい居心地のいい場所を探すために。
この道で間違っていなかったと自分を肯定するために。
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1:名前:まる :
2019/07/04(木)
人生の答え。難しいですね。
コレかも!と思うこともあれば、
やっぱり違う、別の答えが見えてきたり。人が最終的に行き着く答えは
結局同じ気もするし、
皆それぞれ違う気もします。自分が最後にこれだった思う答えは
どんなものだろう。-
2:名前:higashida :
2019/07/05(金)
まるさんへ
答えを見つけたと思える人は、幸せな人なのでしょう。
東田直樹
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2:名前:higashida :
2019/07/05(金)
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3:名前:かずまま :
2019/07/03(水)
私の息子は7歳です。
自閉症です。
頭の中に浮かんだ言葉を発し、1日に何十枚も絵を描きます。
絵を描きながら笑ったり、フラッシュバックなのか突然顔を叩いて泣き出したり、何が楽しいのか、何が悲しいのか、何が正しいのか答えが見つからない毎日です。
直樹さんは好きで絵を描いていますか?-
4:名前:higashida :
2019/07/04(木)
かずままさんへ
僕は絵を描くときには、目的意識を持って絵を描いています。楽しいかどうかと聞かれると楽しいです。
強迫観念のように書くのは文字です。
紙やボードだけでなく空中にまで指で文字を書きます。
これは書かずにはいられないから書いています。この場合は、楽しい時もあれば、苦しい時もあります。東田直樹
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4:名前:higashida :
2019/07/04(木)
ご意見・ご感想をお願いします。
希望は活力
エッセイ
人も技術も社会の仕組みも、次々に入れ替わっています。
それを「新しい」という言葉で表現するなら、
「進歩」と呼ぶのでしょう。
それを「愚か」という言葉で表現するなら、
「退歩」と呼ぶのかもしれません。
今の社会が、どのような時代なのか、
振り返ってみなければわからないこともあります。
自分だけが置いてきぼりになりそうな世界の中で、
希望を見つけるのは大変です。
希望と聞くと、夜空に浮かぶ星をイメージする人も
多いと思います。
けれど、希望を広大な宇宙に求めなくても、
希望は身近にも存在するのではないでしょうか。
希望に美しさやかっこよさは、関係ありません。
今日を生き抜く活力になるものが希望だと思うからです。
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1:名前:Rin :
2019/07/03(水)
直樹さん、こんにちは。
若い頃は、希望という言葉をよく使っていたような気がします。
いくつになっても忘れてはいけませんね。
小さな希望でも
大きな生きる力になりますよね。直樹さんのお写真のTシャツ、
どこかで見たことがある素敵な色たち♪
クーピーですね!-
2:名前:higashida :
2019/07/04(木)
Rinさんへ
Tシャツその通りだと思います。
僕は、生きる上で一番大切なものは希望だという気がします。東田直樹
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2:名前:higashida :
2019/07/04(木)
ご意見・ご感想をお願いします。
子育てに関して言えば、僕は子どもたちに、たくさん辛い思いをさせてきました。
今でも思い出すたびに、心が苦しくなります。
今の自分を肯定できないので、当然過去の自分も肯定できません。
しかし、子どもたちは皆、素晴らしい大人になってくれました。
それはとっても嬉しいです。
嬉しいですが、きっとこの後悔の念は、ずっと続いていくでしょうし、忘れてもいけないような気がしています。
河上昌樹さんへ
後悔の気持ちを持ち続ける自分も肯定できればいいのではないでしょうか。
東田直樹
私は、息子が小学生に上がるまでは、子育てに苦労は全くありませんでした。本当に辛い時期は、直樹さんの言葉が私を支えてくれましたし、それからは、大変理解のある先生方に支えられていたからです。息子も、本当に可愛がられ、何不自由なくのびのびと楽しく過ごさせていただきました。感謝しかありません。
しかし、理解のある先生方を見つける過程は、並大抵の苦労ではありませんでした。障害と言うコトバだけで差別を受け、心が折れそうになったことは何度も何度もありました。
私は、今でも息子の園の園長が、初めて電話をかけた時に仰ってくださった「うちの園は色んな子がいますよ。色んな子がいて良いんですよ。是非いらっしゃい。」と言って下さった言葉が忘れられません。
息子のクラスには、すでにダウン症のお子さんもいましたが、息子も含め二十三人分け隔てなく、その子の個性を尊重してくれました。今でも色んなことに挑戦してみよう、楽しんでみようという、息子の前向きな精神は、この時期に養われた土台があるからのように思います。
障害児に、幼児期のインクルーシブ教育は必要だと思います。理解のある先生方がたくさん増えると良いなと思います。
あきこさんへ
先生方というより、障害児をどのような場所で育てるかは、社会の問題かもしれません。
東田直樹
ご意見・ご感想をお願いします。